古儀茶道藪内流の精神を味わいながら、伝統文化を和やかに学ぶ研究会のご案内です。

古儀茶道薮内流新宿研究会
古儀茶道藪内流新宿研究会のご入会案内

イベント 2023

1月8日(日) 宗家初釜

古儀茶道薮内流新宿研究会代表 瀬川隆生

前日は小雨が降っていたようですが、令和5年1月8日の朝は晴れ渡りました。

京都藪内宗家で初釜の茶会が開かれ招かれて行って参りました。

寄付待合の談古堂では、恒例の干支の人形、兎と春の七草があしらわれてあり、三玄院住職大眞和尚がご自分の画賛、「兎と『日日新』」を解説してくださいました。日々は新たに変わり、そして今は、兎年です。という意味です。

午前の一組、8名の席で和尚様とご一緒させていただきました。

白湯を頂いた後、利休から贈られた茶室雲脚に移り、恒例の軸、花、花入れを拝見して、末富製の主菓子、兎金団を頂きました。床の横下には鶴をあしらった栗田焼の手あぶりが目につきました。

続いて、昨年、規制で近寄ることもできなかった腰掛待合を経て、織部ゆかりの燕庵に入らせていただきました。美好園「滴翆」の濃茶を頂きましたが、コロナ感染拡大下で、各服になりました。床の軸は、見慣れた5代竹心の「心廣體胖春」。恒例の吉祥植物寄植鉢が床に綺麗に飾られていましたが、小林執事が奔走されて出来上がったと伺いました。

香合は比老斎好みの大蛤で、このサイズは、今ではもう、日本近海では取れないもので、多分、朝鮮半島の一部にあるかないか、とのことでした。茶入れは、昨年と違って伊賀焼で、銘は、「いよすだれ」,命名は、竹心翁とのこと。内箱に不住斎、外箱に比老斎が箱書きをしてあり、茶入れの蓋が、平坦でないので、茶杓を置くのに、慎重を期す様子でした。

炉には、西村道爺の金槌釜がかけられ。鐶付きは茄子。《一富士、二鷹、三なすび》から初釜に使用されるようです。なお、本歌の釜は、利休から剣仲に贈られ、書状が残っているとのことです。炉縁は燕庵庭中の紅梅からつくられたもので、漆を塗り替え数年たって、やっと落ち着いた良い色になってきたかなと家元が感想を漏らしていらっしゃいました。

その後、緝煕堂で薄茶を頂きました。床は渡辺始興の林和靖図。恒例の軸で、梅、鶴を愛した仙人が描かれています。炉縁は、猗々斎好み、竹製。襖は、吉村孝敬の黒竹図。風炉先は、透月斎筆の千本松絵。これで、松竹梅が揃ったとの見立てに解釈できそうです。なかなか考えているなぁと興味深かったです。お菓子は、末富製の紅白和三盆、そして卵のように黄色なのに、藪内好み特製で銘を「みどり」というお菓子をいただき、慈光の薄茶をいただきました。茶碗は正客、次客に恵比寿・大黒一双、その他の連客には和楽、阿山などそれぞれ名物椀が用いられ、私は、7代桂隠斎手造茶碗、銘が「結びの友」で頂く幸運を得ました。

それから福引きを楽しんできました。私は、当たり年と記されたものをひき、干支の香合と末広を頂きました。今年一杯、新宿研究会の稽古でも、何かの茶席に床に飾るのが楽しみです。

最後に亡指・郁庵で、大奥様のご挨拶の後、祝い酒と祝膳になりました。

(瀬川隆生 記)

3月26日(日) 四谷ふれあい祭り

春の茶席 古儀茶道藪内流新宿研究会

抹茶(和菓子付)300円(椅子席もご用意)
会場 東京都新宿区四谷区民センター12階和室 新宿区内藤町87番地

参加者 吉田和子、草野多美子、野口昌美、松久保忠宏、中村良子、福本敦子、竹田真理子、平山正広、瀬川寛善、伊藤博之、mm、瀬川隆生、瀬川知恵子

前日、夕方から雛壇7段飾りの準備作業にかかわっていただきました皆様、お疲れ様でした。組み立て作業中、雛壇の二段目にいるはずの三人官女が行方不明になって、本当に焦りました。慌てて戻った家の3階ロフトの隅に横倒しになった箱から、彼女達が出てきた時は、心底、ほっといたしました。毎年、楽しみにして参加くださるお子様もいらっしゃるので、がっかりさせるわけにはいきません。今年はコロナ禍で4年ぶりのふれあい祭りになりました。雛人形達も長い事、休んで寝ていたのですね。

会員の皆様が、短い時間にテキパキと動いてくださり、準備してくださって本当に助かりました。看護婦さん、営業マン、お役所と、さすが、仕事のプロ集団ですね。

生憎、当日は、一日中雨となり、果たしてお客様に来ていただけるだろうか、と心配しておりました。それでも、10時始まりで午後3時終了の予定でしたが、午後1時半にはチケット完売で、午後2時の最終回が始まった頃には、水屋で片付けが始まっていました。

今回は、いつもの100名越えが、コロナ禍後ということもあり、センターからの要請で50名限定、二部屋開放で一席10名まで、椅子席を多く設ける、飲食以外の短時間でもマスク着用を促す、など数々の予防指示が出ましたが、(ちょっとは数を超えてしまいましたが)皆様の知恵とセンスで、制限を見事クリアしました。

一大行事のふれあい祭りは、今年も皆様のご協力で、センターから、今年も本格的な茶席でしたねと感謝のお言葉をいただきました。やはり、オルゴールの7段雛飾りが子供たちに大人気でした。

想定以上のお客様が入ってくださったせいで、予定していた新宿研究会内部の現場稽古予定ができなくなる場面もあり、申し訳なかったです。

ご参加いただいた多方面のお客様から、感動と感激、感謝のお言葉が届いたのは、いつもながら有難いことでした。今回も、相変わらずの大成功でよかったです。

(瀬川知恵子 記)

5月20日 イランからのお客様

アリさんは、長男の寛善(ひろよし)が株式会社 東芝からスコットランドのエジンバラ大学にMBA企業留学をしたことに始まる大の仲良しのお友達です。日本人が大好きで、結局、今回も日本人の奥様とご結婚なさいました。スコットランドの首都、エジンバラに長男の卒業式に伺ったときも、大変親切にしていただきました。今回、私どもの茶道稽古場で茶道の体験をされ、その文化に感激、感動したそうです。お帰りには一保堂の抹茶とお茶碗、お茶筅、茶杓を購入されたそうです。(瀬川知恵子 メモ)

アリ氏はイランご出身で、グランゼコールのパリ国立高等鉱業学校を博士(Dr.)でご卒業後、パリ国立土木学校をご卒業、経営学修士(MBA)を取得されました。
イラン・テヘラン大学にて鉱物学(金採掘等のご専門)教授を教鞭された後、現在はフランスChamonixの山岳地帯で鉱物研究をされ、南極圏の鉱物研究・執筆されている学者でTeheran, Paris, Chamonixの3拠点の自宅を往来されておられます。今回は日本人女性とご成婚されたことで日本の在留カード取得のため1か月長期来日されています。

(瀬川寛善 記)

5月25日 京都 野村碧雲荘茶会に参加して

令和5年5月25日、京都野村美術館開館40周年記念茶会に参加するために野村碧雲荘へ行ってまいりました。当研究会からは、m.m氏、竹田真理子氏と中村良子氏も参加されましたが、希望時間が違ったため、会場でお会いしませんでした。回ごとのお客様を大切にするために、そのように設定されていたのかもしれません。
前日は、雨模様の天気予報だったのですが、当日は、薄日のさすいい日になりました。
碧雲荘(国の重要文化財)の茶会までの時間に、近くの永観堂禅林寺の散策と野村美術館を見学しました。永観堂では、広大な敷地に、歴史的な建物と庭が見事に美しく整備されていました。なかでも、みかえり阿弥陀は、左を向いてふりかえるお姿で、像の左側に回ると、お顔が正面に見えるように工夫されて面白いものでした。私は、初めて見る横向きの阿弥陀様でしたが、心にすっと入ってくるものがあり、静かに温かく励まされているようで、実に、印象的な阿弥陀様でした。
庭と建物の周りの新緑、特に一面を取り巻く青楓の波が美しかったです。これが秋になると、あの噂の紅葉絵になるのだと納得しました。
野村美術館では、これまで以上の国宝級の記念名品がずらりと展示され、徳七翁の茶の湯と能に傾倒したコレクションに圧倒されました。

碧雲荘で受付を済ますと、庭全体を眺められる場所に待月軒の待合があり。池の向こうに永観堂の山を借景を望む仕掛けになっていました。約15名程のグループで濃茶席の花泛亭席に入りました。掛物は、佐藤原佐理筆の筋切通切。花は、芍薬に古染付鯉耳付高砂花入。香合に鎌倉彫笹蟹。釜は、大西浄長作の雲龍。藪内流第14代家元が、お点前をされました。野村文化財団の方が後見で説明されました。一人一碗となり、夫々日頃は美術館で展示される貴重な茶椀でいただく時間はなんとも贅沢なものでした。主茶碗に大徳寺呉器、替に銘国祝の朝日焼やノンコウ赤楽狂言袴写等々。菓子は末富で青梅。茶は、銘碧雲で、玉翠園詰。拝見では、茶入は薩摩銘忠度、茶杓は蒲生氏郷共筒、銘「もしほたれつつ」。仕覆は鎌倉間道、松島裂と説明されました。

この後、庭と能衣装が展示された能舞台を見渡せるゆったりとした大書院で三友居か担当する略懐石をいただきました。今回は他流派の方々とご一緒にゆったりと会話を楽しみました。折敷から始まり、香の物まで、ほぼ懐石に準じた結構なお料理でした。

続いて、中書院で野村家による薄茶席に入りました。掛物は、柴田是真筆鯉滝登図。花は大山蓮華、花入は青磁珠算玉。香合は藪内家伝来のカワセミ、とても品があり可愛らしいものでした。風呂釜は藪内流の七五三釜、大きな水指とのバランスをとって、1番小さなタイプにしていると説明がありました。お菓子は、二條若狭屋。茶銘は、常盤の昔、玉翠園詰。主茶碗に阿蘭陀藍絵色絵、替に人形手など、この茶会に向けて組まれた貴重なお茶碗が並びました。茶器は紫陽花蒔絵で、本阿弥空中共筒銘山居。その他、水指が大振りで、乾山獅子絵太平とされ、水の中に見える大きな獅子絵が風格を醸し出していました。
この後、中島を通って庭を散策しました。池の中には、茶室がある舟も見えました。この日に間に合わせて入れたという2匹の白鳥が優雅に池内を泳いでいました。名前は時「やまと」と「あすか」だったと記憶しています。近くで仕事中の庭師から、1日も欠かさず剪定に入っているという話を聞きました。隅々まで、維持整備されている庭園があるからこそ、快い茶席の開催に繋がるのだと感じました。お日柄も良く、なかなか実りの多い高貴な茶席の体験でした。

写真撮影が許されていなかったので皆様に息を飲むような素晴らしい野村碧雲荘のご紹介できないのが残念です。京都は、写真撮影をさせないところが多いですね。

(瀨川隆生 記)

2023年度 京都家元夏期講習会

8月25日(金)~27日(日) 

(参加者:松澤真由美、松久保忠宏、中村良子、mm、上田福子、野口昌美、瀬川隆生、瀬川知恵子)

初日 8月25日(金)

第1講は、上段、准教授向け 茶巾置き天目濃茶

西本願寺の飛雲閣が会場である。飛雲閣といえば、金閣、銀閣、飛雲閣を三名閣といい、国宝である。世界遺残の境内に残る滴翠園も庭の国宝に指定されているという大変に身の引き締まる会場だった。瀬川代表は何度も経験している場所だが、准教授なりたての私は、なんとなく敷居が高すぎる。なにか、説明とか、見学とかあるのかと思いきや、なにもなし。単に先生方の模範点前を見て呈茶があるだけで、いつもの研修会と変わらない。主菓子は末富の葛焼き。とても柔らかで、口どけの良いさすがのお菓子である。クーラーがないので、事務所の計らいで、凍らせたジュースをタオルに包んだものが渡された。

午後は、バス見学会。今回は滋賀県守山市にある、新しい佐川美術館だった。あまり期待をしていなかったが、どうしてどうして。凄い美術館だった。楽家の15代楽吉左エ門を襲名後、楽直入は、佐川美術館で茶碗や茶入れ、花入れなど斬新な世界を表現し続けている。世界から集めた石や木材を使った茶室、座ったとき、自然と一体になるように、水面と水草が目前に広がる設計。文化をつむいできたのは物流というわけで、佐川急便がバックにある。

他に平山郁夫氏のシルクロードシリーズ、彫刻家の佐藤忠良の帽子の女性シリーズが目を引いた。見学中に、ひどく雨が降った模様だったが、帰路に着くころにはすっかり上がっていた。

2日目 8月26日(土)

第2講目 入門、初段向け 基礎講座、長板諸飾り薄茶、茶筅飾り
基礎講座がありがたかった。もう一度、やり直してみるのがいいと思った。
長板諸飾りや茶筅飾りは、新宿教室でも馴染みのもので、楽しんで見学できた。
お昼になると、一斉にタクシーでお家元、燕庵へ。今年も一番乗りで、見学した。
お仏壇の中央に、件中翁、右に利休像、左に青々斉の像があって、お参りしてきた。
近くのお餅や兼うどん屋で、いそいで昼ご飯。7人全員が別々のものを注文して、個性あふれる光景に可笑しくなった。

第3講は誓約向け。長板一つ置き、大茶碗繰り込み相伴薄茶だった。いつのの稽古が目に浮かんだ。

夕方から、高瀬川がんこ亭茶苑に集結。角倉了以の作庭で、山形有朋の別邸でもあった場所。数年前から、こごが気に入って、毎年、個室の予約を取っている。懐石料理とお酒で、楽しい時間を過ごした。

最終日 8月27日(日) 

第4講 小免向け 拝領茶入れ、天目仕込み相伴濃茶
講座の前に、小林事務局長による藪内棚18種の説明があった。実際に多くの棚を用意してくださり、今までにない面白い講座になった。
その後、お点前が続いたが、本当に模範点前をする先生方のお点前が美しく、見とれてしまった。姿勢と立ち振る舞いが見事だと思った。
ホールの外では、藪内流の各種茶道具を割引値段で買うことができ、私は、袱紗と数寄屋袋、「焼き物鑑賞入門」という書籍を購入。今回は、5代竹芯の「竹芯抄」、「茶道ハンドブック」が無料で配布され、嬉しいプレゼントだった。
最後にお家元から舞台上で全員がもらう短冊や色紙、書で私はお家元畢の「知足」をいただいた。続く講演会は、今年は野村美術館の館長、谷 晃氏による「野村得庵と茶の湯」というタイトルだった。
講座終了後、新宿研究会有志で六波羅蜜寺を訪ね、空也上人像を鑑賞した。「そうだ、京都に行こう」で宣伝している、あの空也像だ。運慶の4男の作である。そして、最後は、平安時代に開店した京都「とらや」の喫茶室で、あんみつと葛切りで旅を閉めた。

今回も会員が元気で、楽しく、無事に夏期講習会を終えられたことを喜びたい。

(瀬川知恵子 記)

藪内流令和5年度青年会茶会 令和5年10月7日

(参加者:Kさん、中村良子)

今回のお茶会には、新宿研究会からは2名で参加しました。正式なご報告は青年会事務局にお任せいたしまして印象などをレポートいたします。

当日はまだまだ暑さの残る日で、わたくしは朝東京から参りましたので事務局にてご手配いただきました、懇親会の行われるホテルの更衣室で着物にお着替えして京都の一日のスタートです。最終の回にお席をいただきまして時間もあったので、西本願寺さんにもお詣りして西洞院通のお家元までの界隈を少し散策。お菓子さんや昔ながらの喫茶店、染物工房なども発見して仏具屋さんばかりが多いと思っておりましたこのあたりへまたお邪魔するのが楽しみになります。

さて、お時間にもなってお家元へ。Kさんと合流して、お席の始まるのをそわそわと待っておりますとわたくしのお邪魔しました回には男性陣ばかりのお集まりもおられめずらしく感じられました。今回のお茶会は、お家元の主座敷である緝熈堂(しゅうきどう)で行われまして、お席に入り、お床飾りを拝見。おしつらえは別途事務局からご報告があろうかと思いますが、菊にちなんだ素敵な取り合わせでお席への期待が高まります。早速お菓子を頂戴しましたが末富お製のきんとん「やえむぐら」というもので、いつもながらたっぷりとした食べ応えにほくほく。お点前は諸飾りだったかなと思いますが、お点前さんが男性の方でその所作のはっきりした感じにすっかり見入ってしまいました。今回のお茶会は薄茶を頂戴しましたが、お干菓子もいただいて、もう一服。その後、お席をご一緒した方々とお庭や燕庵を見学しました。例年、新宿研究会では、夏の研修の際にお家元にお邪魔して燕庵を見学してみんなで勉強していますが、今回、青年会の方々に、お庭や燕庵のご詳解もいただくということがご準備されておりましていつもは聞けないお話もありとてもありがたく感じました。

会を主催してくださった方々のお心づくしに感謝いたします。ありがとうございました。

(中村良子 記)

11月12日「ここから祭り」

秋のお茶会2023 古儀茶道藪内流新宿研究会

仕事棟4階 先着100名様。
英語による茶席は午後1時から。
(お抹茶とお干菓子付き 300円)お子様は200円

参加者 松久保忠宏、竹田真理子、中村良子、mm、松澤真由美、瀬川隆生、瀬川寛善、瀬川知恵子、伊藤博之

この冬一番の寒さで、早朝より霧雨が降る生憎の天候になり客の出足も鈍かったですが、午後は大入り盛況となり、会館は3000人越え、茶会コーナーも制限一杯の人々が集い、なかなかの熱気の中にありました。 午後2時過ぎには 予定数完売、「本日は終了」の紙が貼られました。これも一生懸命呼び込みをしてくれた瀬川寛善様のおかげです!いつもありがとうございます!
4年ぶりのお祭りだと聞きましたが、私は初めての参加になりました。
今回の当日の。立礼(りゅうれい)でのお点前が続きました。
お子様が多く参加されたのが印象的でした。 今回、初めてお子様から「お湯をぬるくお茶を薄めにして!」とのリクエストがありました。お子様によってはお湯の熱さ加減とお茶の濃い薄いの加減の組み合わせが微妙に違いました。
今まで大人目線でしかお茶を点てこなかったので、どうしたらいいか困ってしまいました!
白旗を上げた私に対して、中村良子様はその前人未踏の世界に果敢にチャレンジしました!お湯の熱さ加減はお湯を入れた茶碗に水を足して自分で飲んで、お子様にも飲んでいただける熱さを確認していました!同じようにお茶の濃さもお湯を注ぎ足しながらチェックしていました!そのチャレンジング精神に感服しました!私は「道産子でフロンティア精神がある」と自負していましたが全くありませんでした。お恥ずかしい限り・・・
お子様がお茶会に興味を持ってくれたのは、とても良かったです!食育は大事だと聞きますが、今こそ日本の伝統文化のためにも茶育(?)も必要ではないかと思います。 大人ではなくお子様から「結構なお点前でした!」とお言葉があり驚きましたが、とても嬉しかったです! またお子様から着物の家紋を聞かれて、返答できずに困りました!着物をお譲り頂いた方に後日お聞きしたら、ご先祖が士族で江戸時代は井伊直弼の家臣だったとか!お子様から家紋について聞かれないと永遠に知らなかった!
歴史に興味ある子どもや和文化に触れるクラブに入っている子どももおられました!いずれも小学校3年生くらいの子どもでした!私の子どもの頃はあまり日本の文化には興味がありませんでした!和に興味のある子供がなんと増えていること!将来の日本が頼もしくなりました。

(伊藤博之 記)

12月4日(月) 早稲田大学大隈大講堂大控室茶席 呈茶立礼席

(参加者:瀬川隆生、瀬川知恵子、松久保忠宏、伊藤博之、松澤真由美)

早稲田大学の大隈講堂で開催されたWICIシンポジウム2023にあわせ、登壇者や参加者の方に向け、立礼席での呈茶を実施しました。WICIは知的資産経営による価値創造を推進するグローバル組織で、2008年より毎年様々なテーマでシンポジウムを開催しているそうです。

会場となった大隈講堂は、昭和2年(1927年)に早稲田大学の創立45周年を記念して建てられたものです。西側の広場から望む正面入口と時計塔は、まさに早稲田のシンボルといった面持ちですが、そこから呈茶会場となる地下の大控え室にむかうために通り抜けた、大隈庭園側(北側)の歩廊は、朝のひんやりとした空気もあいまって、さながら中世の修道院のような雰囲気でした。

呈茶会場には赤い野点傘をたて、立礼席を設えました。「喫茶去」のお軸を掛け、6席ほどお客様をお迎えするとともに、貴賓室で出番を待つ登壇者の方々へ、お菓子とお抹茶のお運びも行いました。彩りよく並んだ和三盆糖のお干菓子とお抹茶を前に、皆様おどろきと喜びを伝えてくださりました。

また、早稲田大学の研究室で働いている知恵子さんと、卒業生の伊藤さんに、茶席の合間をぬって大学構内を案内してもらうなど、盛りだくさんな一日となりました。

(松澤真由美 記)

2023年を振り返って

新宿研究会事務局 瀬川知恵子

コロナ禍が去ったとはいえない今日この頃ですが、とりあえず、前へ進まなければならず、日本社会全体が元へと歩みを踏み出した年になりました。新宿研究会では、多くの新入会員を迎えましたが、大きな変化があった方も多く、今年の忘年会は自粛することになりました。来年は、きっと会員全員に明るいものになると信じます。古儀茶道藪内流新宿研究会は10周年を迎え、今後とも着実に茶道に精進してまいります。